2.15. STed2

STed2 for UNIXは、かつてX680x0向けに故TURBO氏が作成したST/GT方式のMIDIシーケンサを長野氏がUNIX系OSへ移植したものです。慣れると非常に高い生産性でデータを「打ち込む」ことができます。対応形式は.rcp(レコンポーザ形式)と.mid(標準MIDIファイル)です。

オリジナル版と比べると機能的制約が多く、デバイスについてもVirMIDIなどと組み合わせるなどする必要のある場合もあって、現在のGNU/Linux上で使うには難があるかもしれませんが、使い方によっては十分に有用と思われます。

このパッケージでは、ビルドエラー対策や不具合修正の他、実際には使えない(が使えるように見える)色々な機能を無効化したり、譜面表示におけるズレを修正して更にmilkjfフォントでの表示に最適化するなどの変更を行っています。

TiMidity++sayleenmilkjfフォントに提案パッケージとして依存しているため、TiMidity++以外は先にインストールしておくかローカルのメディアへ入れておく必要があります。

また、milkjfフォントの文字化け対策として、/usr/share/X11/locale/ja_JP.UTF-8/XLC_LOCALEをインストール後に修正していますが、アンインストールすると元の内容に戻ります。

(2009/11/27)Mandriva Linux 2010.0上で再ビルドしました。.specファイル内のパッチ一覧と適用部分、依存パッケージなども修正してあります。

表15 パッケージ:STed2(サウンド)
種類ディストリファイル
x86_64用機械語2010.0sted2-20021104-2kkr2010.0.x86_64.rpm
2009.0sted2-20021104-1kkr2009.0.x86_64.rpm
i586用機械語2010.0sted2-20021104-2kkr2010.0.i586.rpm
2009.0sted2-20021104-1kkr2009.0.i586.rpm
ソース2010.0sted2-20021104-2kkr2010.0.src.rpm
2009.0sted2-20021104-1kkr2009.0.src.rpm
パッケージの作り方2010.0sted2-20021104-2kkr2010.0.spec
2009.0sted2-20021104-1kkr2009.0.spec
元ソースへの修正(パッチを1つにまとめたもの)patch/sted2-20021104-patchset-20081017.tar.lzma
SC-88Pro用音色定義ファイルetc/sc88pro.def.lzma
SC-8850/8820用音色定義ファイルetc/sc8850.def.lzma