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Wine上のユーザインターフェース(UI)のフォント

UIのフォントの多くは以下の優先順位で決められる。

  1. MS UI Gothicとして認識されるフォント(日本語のアプリケーションの中にはMS ゴシック[4]として認識されるフォントを用いる場合もある)

  2. (Wineのバージョン1.3.29まで)ディレクトリ${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/windows/Fonts/の中に含まれるフォントのいずれか

任意のフォントをUIフォントとして用いるにはフォント置換の設定を行う。

例4 IPAモナーフォントをMS系/UIフォントとして用いるレジストリの例

[任意]ファイル名: font-replace-ipamona-msgothic_msmincho.reg エンコーディング: CP932/Shift_JIS

REGEDIT4

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Wine\Fonts\Replacements]
"MS Gothic"="IPA モナー ゴシック"
"MS Mincho"="IPA モナー 明朝"
"MS PGothic"="IPA モナー Pゴシック"
"MS PMincho"="IPA モナー P明朝"
"MS UI Gothic"="IPA モナー UIゴシック"
"MS ゴシック"="IPA モナー ゴシック"
"MS 明朝"="IPA モナー 明朝"
"MS Pゴシック"="IPA モナー Pゴシック"
"MS P明朝"="IPA モナー P明朝"

[重要]重要

バージョン1.3.30から1.4-rc2のWineではMS UI Gothicの置換設定を行わないと豆腐に文字化けしたりが縦向きになったりする。これについてはバージョン1.4-rc3で改善されたが、${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/windows/Fonts/へのファイル配置はバージョン1.3.30からは効果がないため、注意が必要。

メニューなどのフォントはGUI設定ツールwinecfgデスクトップ統合タブの外観 - 項目から項目選択後右のボタンから設定することもでき、これらの指定も${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/windows/Fonts/内に配置するよりも優先順位が高い。

winecfgで使用フォントが指定できる箇所(Wine 1.4時点)

  • アクティブ タイトルのテキスト

  • ヒントのテキスト

  • メッセージ ボックスのテキスト

  • メニューのテキスト

openBVEなどを動かしたときに豆腐のように文字化けするが、フォントリンク(Font Link)機能により解消できることがある。方法はWindows上と同様でHKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink以下に対象フォント名の複数行文字列型の項目を用意し[用いたい日本語フォントのファイル名],[そのフォントの名前]を対象フォント(Tahomaなど)に含めたい分だけ各行に記述する。

例5 IPAモナーフォント(UIゴシック)をTahomaなどの各種フォントの日本語部分として用いるフォントリンク設定のレジストリの例

[任意]ファイル名: font-link-ipamona.reg

REGEDIT4

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink]
"Lucida Sans Unicode"=hex(7):69,70,61,67,75,69,2d,6d,6f,6e,61,2e,74,74,66,2c,\
  49,50,41,20,83,82,83,69,81,5b,20,55,49,83,53,83,56,83,62,83,4e,00,00
"Microsoft Sans Serif"=hex(7):69,70,61,67,75,69,2d,6d,6f,6e,61,2e,74,74,66,2c,\
  49,50,41,20,83,82,83,69,81,5b,20,55,49,83,53,83,56,83,62,83,4e,00,00
"Tahoma"=hex(7):69,70,61,67,75,69,2d,6d,6f,6e,61,2e,74,74,66,2c,\
  49,50,41,20,83,82,83,69,81,5b,20,55,49,83,53,83,56,83,62,83,4e,00,00

[注記]メモ

MS PGothicやMS UI Gothicの使用フォントは先述のフォント置換の他、ここでも設定できる(いずれか一方で可)。

幾つかの文字化け対策

例6 Windows版Picasaの文字化け対策レジストリ

[任意]ファイル名: font-substitute-tahoma-msuigothic.reg

REGEDIT4

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"Tahoma"="MS UI Gothic"

例7 Windowsインストーラの文字化け対策レジストリ

[任意]ファイル名: font-substitute-mssansserif-msuigothic.reg

REGEDIT4

[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"MS Sans Serif"="MS UI Gothic"

Visual Basic 6 (VB6) アプリケーション固有の日本語の文字化けについて

Visual Basic 6製の日本語アプリケーションにおいて日本語の文字化けが起こる場合があるが、これは英語版のランタイム(例:winetricksvb6run)を入れたときに発生し、日本語版のVB6ランタイムに含まれるvb6jp.dllというファイルが${WINEPREFIX}/dosdevices/c:/windows/system32/にあれば正常に文字が表示されるようになる。日本語版VB6ランタイムのインストールにはwinetrickscomctl32.ocxが必要な場合[5]がある。

関連セクション



[4] MSは全角、次のスペースは半角、ゴシックは全角

[5] インストーラがコンポーネント 'MSCOMCTL.OCX'、またはその依存関係のひとつが適切に登録されていません。ファイルが存在しないか、あるいは不正です。というエラーを出して起動しない場合