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Wineについて

主にWindowsアプリケーションを動かすためのものだが、これは以下のような機能を提供する。

  • Windowsの実行ファイルを解析し、CPUの命令はそのまま[1]

    • GNU/Linux

    • BSD系OS

    • Solaris

    • Mac OS X(Intel Mac)

    など(広い意味の)UNIX系OS上でそれを実行する

  • CPUの命令はそのまま実行するが、Windows APIにおける処理はGNU/LinuxなどのOS上の命令に置き換えて実行することになる

  • Windows APIと互換なAPIの提供(Winelibライブラリ = Wineの開発パッケージ)・Windows APIを用いて書かれたプログラムをOSネイティブな実行ファイルにコンパイルでき、OSネイティブなアプリケーションやライブラリとの橋渡しとしても使える

  • 仮想Windows環境(Wine環境(prefix))を提供し、その中でプログラムを実行(Winelib使用アプリケーション含む)[2]

  • Wine環境(prefix)の設定を行うGUIツール,メモ帳,ワードパッド,レジストリエディタ,Webブラウザ,msiexecコマンドなどの付属プログラム群と幾つかのコントロールパネル項目(プログラムのアンインストールツールなど)

  • wineserver,winebootといったWine自体の制御に用いるツールやwinemakerのようなWinelib関連の開発支援ツール

  • 幾つかの付属フォントやアイコンなど

[注意]注意

Windows API部分の実装状況によってはWindows上と比べて動作が遅くなる場合がある(例:一部アプリケーションの描画)。

[注記]メモ

Winelibについてはバージョン1.3.4で正式にARMアーキテクチャをサポートし、同アーキテクチャ上でWindows APIを用いたプログラムのソースから(ARMアーキテクチャのGNU/Linuxなどで動作する)ネイティブアプリケーションが作成できるようになっている。

関連セクション



[1] これにより、Windows上でアプリケーションを動かすのと比べて速度の低下は少ない

[2] Windows APIはWindowsのOS環境を前提としており、Windowsアプリケーションの動作には仮想のOS環境も必要