GTK+について

  • GUIアプリケーションを作るための機能を提供するライブラリ(GUIツールキット)

  • 元々はGIMPのための自由なソフトウェアのGUIツールキットとして作られたもの

  • GNOME,Xfce4,LXDEのデスクトップ環境で使用されている他、デスクトップ環境に依存しない多数のアプリケーションでも使用されている

  • 外観を大きく変更するテーマの仕組みを持ち、デスクトップ環境の外観設定などにより切り替えができる

  • GNU/LinuxやBSD系OS,UNIX系OSなどの他にWindowsやMac OS Xにも対応するが、各OS向けにビルドされたGTK+を使用することになり、同一の実行形式がどのOS上でも動くというわけではない[42]

  • モジュールの仕組みを持ち、機能を拡張することができる(バージョン2系以上)

  • 入力モジュールの仕組みを持ち、多言語入力を行う入力メソッドのモジュール(immodule)を通して日本語などを入力することができる(バージョン2系以上)

GTK+の下位ライブラリ

表47 GTK+の下位ライブラリ

ライブラリ機能備考
GLib便利なデータ型やツールなど(汎用ライブラリ)-
GDK各種描画処理など(抽象化も兼ねる)
GObjectC言語でオブジェクト指向プログラミングを行うための機能などGTK+ 2.0以上(3系含む)で使用
ATKアクセシビリティ機能
Pango文字列の描画(多言語対応)
GdkPixbuf(gdk-pixbuf)画像データを扱いやすくするための機能
Cairo図形描画GTK+ 2.8以上(3系含む)で使用



[42] Mono/.NETバインディングのGtk#を使用することでそのようなプログラムは作成可能だが、下位レベルではOSごとのGTK+が使用される